「ねぇ、ねぇ、何階に住んでいるの?」
仁那は、託児所にお迎えにやってくるお母さんたちに、片っ端からこの質問を浴びせているようです。その甲斐あってか、「○○くんは13階に住んでいるんだよ」「○○くんは、1階と2階と3階に住んでいるんだよ」と、お友達の「家」事情をほぼプロファイリングしているようです。仁那の大好きなI先生は、3階に住んでいるらしい。
仁那の家はいま1階です。本人的には9階に住みたいそうなのですが、そう都合よくそんな物件が出てくるわけもなく……。これを引っ越し物件の条件にしたら、不動産屋さんはさぞかし困るでしょうね。
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